2026-10-22

【重要】旧テーマのままPHP 8.3に上げても大丈夫? バージョンの見分け方と更新手順

古いバージョンのWordPressやテーマを使ってるんだけど、
サーバーのPHPバージョンを上げても大丈夫なのかな?と心配の方へ。

  • 現在発売中のⅡ型テーマ:PHP 7.4〜8.5に対応しています
  • バージョン20190128以降の旧型テーマ:PHP 8.3までそのまま使えます
  • PHP 8.4や8.5にしたい人、それより古いテーマの人:新しいⅡ型テーマへの切り替えがおすすめ

ただし、プラグインにも注意が必要です。
PHP 8.xに非対応プラグインが1つでもあるとエラーになります。
上げる前にまずはプラグインを確認してください(確認方法は記事後半で)。

この記事では、自分のテーマのバージョンの見分け方と、
PHPの上げ方をサーバー別にまとめました。

PHPを上げた方がいい理由

PHPは、バージョンごとに公式のサポート期限が決まっています。

バージョン 公式サポートの終了
7.3以前 2021年12月までに終了
7.4 2022年11月
8.0 2023年11月
8.1 2025年12月
8.2 2026年12月
8.3 2027年12月
8.4 2028年12月
8.5 2029年12月

サポートが終わったバージョンに脆弱性が見つかったとき、守ってもらえるかはサーバー会社次第です。

2026年10月にPHP本体に重大な脆弱性が見つかりましたが、いくつかの大手レンタルサーバーは、古いバージョンにも独自に修正を入れると発表しました。
ただ、これは各社の判断で、毎回そうしてもらえる保証はありません。

WordPress本体やプラグインも、古いPHPには順に対応しなくなります。
PHPが古いままだと、プラグインが更新できなくなって、そこから危なくなります。

現時点でのWordPress最新版7.1の推奨環境はPHP 8.3以上です。
PHP 8.2のサポートも2026年12月末で終わるので、上げるなら8.3以上がおすすめ。

テーマのバージョンを確認する

WordPressの管理画面で「外観」→「テーマ」を開いて、
使っているテーマの画像をクリックします。

テーマ名の横に「バージョン: 20210924」のように、8桁の数字が出ます。

テーマの詳細画面に表示されるバージョン

Minimal WPのテーマは、バージョンが日付になっています。
2019年1月28日以降に買った人は、20190128以降の数字になっているはずです。

早見表

今のテーマ おすすめの対応
バージョン20190128以降 そのままPHP 8.3まで上げても大丈夫。
8.4以上にするなら新しいⅡ型テーマへの切り替えもおすすめ
バージョン20181205以前
(「1.0」などの短い番号も含む)
新しいⅡ型テーマに切り替え

Ⅱ型が出ているのは、Black Studio、Flora deux、Folclore、Holiday、Minimaga、Minimal Cafe、Minimal Journal、My Song、Pantomime、Remember、Slauson、Vanilla City、White Studioの13テーマです。

古いテーマがPHP 8で動かない理由

2019年より前のテーマには、PHP 8で使えなくなった書き方が残っています。
そのままPHP 8に上げるとエラーが出て、サイトが表示されません。

さらに古い、Juliet、Double Double Chocolate、MDM、HONEYなど、
Ⅱ型が出ていないテーマも同じで、
こちらはPHP 8が出るよりも以前に終売&アップデートも停止しています。

Ⅱ型ってどんなテーマ?

2026年7月に、全13テーマを作り直した新シリーズです。
見た目はこれまでのテーマとほぼ同じままで、
中身は今のWordPressとPHPに合わせて新しくしています。
メニューやウィジェットも引き継ぐので、乗り換えも簡単です。

PHP 8系で動作確認済みなので、
これから先のPHPの更新でも安心して使えます。
動作条件は、WordPress 5.9以上、PHP 7.4以上です。
*推奨はWordPress最新版、PHP 8.3以上です

9,999円の買い切りです。
新シリーズ「Ⅱ型」テーマの一覧を見てみる

PHPを上げる手順

基本は、WordPressが先で、PHPが後です。
古いWordPressは、新しいPHPで動かないからです。

まず今のPHPを確認します。

「ツール」→「サイトヘルス」→「情報」→「サーバー」で確認できます。
サイトヘルスはWordPress 5.2からの機能です。
5.1以前の人は、サーバーの管理画面で確認してください。

次に、プラグインを確認します。

「プラグイン」の画面で、各プラグインの「詳細を表示」を開きます。
「最終更新」が何年も前に止まっているプラグインは、
新しいPHPで動くか確かめられていません。
代わりのプラグインに入れ替えておくと安心です。
同じ画面の「必須 PHP バージョン」は、
7.4以上とあっても、8.3で動くとは限りませんので要注意。

しかも、本当に動くかどうかは実際にPHPを上げてみないとわかりません。
「重大なエラーが発生しました」と出たら、
すぐにPHPを元のバージョンに戻してください。
(WordPressから管理者あてに原因のプラグイン名が書かれたメールが届きます)

*可能であればまずは仮想環境で試してから、が圧倒的におすすめです。

旧型テーマのままPHP 8.3にする人

  1. バックアップを取る
  2. WordPress本体とプラグインを最新にする
  3. PHPを8.3に上げる
  4. 表示を確認する

Ⅱ型に切り替える人

  1. バックアップを取る
  2. WordPress本体とプラグインを最新にする
  3. Ⅱ型をインストールして、「ライブプレビュー」で見え方を確認
  4. 問題なければ有効化して、表示を確認する
  5. PHPを上げる
  6. もう一度、表示を確認する

テーマとPHPを別々に変えておくと、
何かあったときに、どっちが原因かすぐわかります。

今のPHPが7.3以下の人

WordPressは、今のPHPで動くバージョンまでしか上げられません。
なので、少しずつ上げていきます。

  1. WordPress本体とプラグインを、上げられるところまで上げる
  2. PHPを7.4に上げる
  3. あとは上の手順と同じ

手順が多く、途中で表示が崩れることもあります。
自信がない場合は、ココナラなどの作業代行サービスに相談してください。

サーバー別のPHPの変え方

さくらのレンタルサーバ

  1. サーバーコントロールパネルに、ドメイン名とパスワードでログイン
  2. 「スクリプト設定」→「言語バージョン設定」を開く
  3. 「PHPのバージョン」で選んで「保存する」

公式マニュアル:PHPのバージョンを変更したい

エックスサーバー

  1. サーバーパネルにログイン
  2. 「PHP Ver.切替」を開く
  3. 変更したいドメインを選ぶ
  4. 変更後のバージョンを選んで確定する

公式マニュアル:PHPのバージョンについて

ConoHa WING

  1. コントロールパネル上の「WING」→「サイト管理」→「サイト設定」を開く
  2. 「応用設定」タブの「PHP設定」を開く
  3. 「PHPバージョン」の鉛筆アイコンを押して、バージョンを選んで「保存」

公式マニュアル:PHPの設定をする

ロリポップ

  1. ユーザー専用ページの「サーバーの管理・設定」→「PHP設定」を開く
  2. ドメインのPHPバージョンを選んで「変更」
  3. 反映まで5〜10分ほど待つ

PHP 7.1より古いバージョンから上げた場合は、
元のバージョンに戻せません。
当てはまる人は、上げる前に作業代行サービスに相談しておくと安心です。

公式マニュアル:PHP設定

PHPを上げたあとに動作確認するところ

  • トップページ(スライドショー)
  • 記事ページ
  • カテゴリー一覧
  • サイト内検索の結果
  • お問い合わせフォームの送信
  • 管理画面にログインできるか
  • 「外観」→「Minimal WPカスタム」が開けるか

表示がおかしくなったら

まず、PHPを元のバージョンに戻してください。
サーバーの同じ画面で前のバージョンを選び直せば、元の表示に戻ります。

そのあとで原因を探して、直してから、もう一度PHPを上げます。
原因で多いのは、新しいPHPに対応していないプラグインです。

原因のプラグインを探す

WordPressから管理者あてにメールが届いていたら、
そこに書かれているプラグインが原因です。

メールが届いていないときは、次の順番で探します。

  1. PHPを元に戻したまま、プラグインを全部停止する
  2. PHPをもう一度上げる
  3. プラグインを1つ有効にして、表示を確認する
  4. 問題なければ、次のプラグインを有効にする

表示がおかしくなったら、直前に有効にしたプラグインが原因です。
PHPを元に戻して、そのプラグインを停止してください。
残りのプラグインも、同じように1つずつ確認します。

有効にしたときに
「重大なエラーを引き起こしたため、プラグインを有効化できませんでした。」
と出た場合も、そのプラグインが原因です。
このときはサイトは止まらないので、PHPは戻さずに続けてOKです。

原因のプラグインは、
新しいPHPに対応した代わりのプラグインに入れ替えてください。

プラグインを全部止めてもエラーが出るとき

手順2でエラーが出た場合は、プラグイン以外が原因です。
多いのは、以下の2つです。

  • バージョン20181205以前の旧型テーマを使っている→PHP 8では動かないので、新しいⅡ型テーマに切り替えを検討してください
  • テーマのPHPファイルを直接書き換えている→書き換えた部分のコードを、新しいPHPに合わせて直す必要があります

自分で直せないときは、PHPを元に戻した状態で、
ココナラなどの作業代行サービスに相談してください。

Ⅱ型に切り替えるときの注意

旧型からⅡ型に切り替えると、
投稿記事・画像・固定ページ・メニューはもちろんのこと、
ロゴなどの「Minimal WPカスタム」の設定、ウィジェットも全て引き継がれます。
切り替えたあとに、ウィジェットの配置だけ確認してください。

「外観」→「カスタマイズ」で設定した追加CSSや背景は、
テーマごとに保存されるので引き継がれません。
切り替える前に追加CSSの中身をコピーしておいて、Ⅱ型で貼り直してください。

親テーマのPHPファイル/CSSファイルを直接編集している場合は、
その部分だけⅡ型で作り直し(またはコードの移設)が必要です。

まとめ

旧型テーマのままPHPのアップデートのみ対応するなら、
PHP 8.3のサポートが終わる2027年12月末までそのままいけます。
もしその先も長く使う(PHP 8.4や8.5に上げる)予定なら、
このタイミングでⅡ型に移行するのもおすすめです。

新シリーズ「Ⅱ型」テーマの一覧を見てみる

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